MacLeod DGのホースハイド・ジャケット、「SNAKE:RIDER」と「SNAKE:VILLAIN」。この二つはもともと映画に登場するキャラクターにその由来があります。
カルト的人気を誇るB級SFアクション
「ニューヨーク1997」(81)とその続編「エスケープ・フロム・L.A.」に登場するアンチヒーロー的主人公、スネーク・プリスケン(カート・ラッセル)が、2作を通して着用しているボロボロのレザージャケットがモチーフ。
ベースとなったであろう30年代末期頃のスポーツジャケットを徹底検証して、劇中に登場したジャケットのレプリカを作る事を目的に、当初プロジェクトは進められました。
その過程で、このスタイルのレザージャケットは、スタイリッシュで汎用性の高いアイテムになりうると判断。そうして
当初目的から枝分かれして誕生したのが「SNAKE:RIDER」です。オリジナルに対して、バイク乗車時の使い勝手を考慮し、フライトジャケットの雰囲気を加味した結果、まさに“大人”が着るにふさわしいアイテムになりました。
一方で、映画のレプリカ、ヴィンテージ復刻を全うすべく、当初目的に対して、忠実に突き進んで誕生したのが「SNAKE:VILLAIN」。こちらもまた、今の時代だからこそ輝く、ワイルドでオンリーワンなジャケットになりました。
両者はパッと見、色違いにしか見えませんが、その実、共用した型紙は一切ありません。ましてや「VILLAIN」が「RIDER」の廉価版という位置付けでもありません。この2つのアイテムは、テイストもベクトルもまったく似て異なる物なのです。 |